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INTERVIEW
  • アイラッシュライナー開発ストーリー

    ビューティークリエーター吉川康雄 × アイラッシュライナー開発研究者 赤松芳昇 プロのテクニックから生まれた発想を実現するこだわり 吉川康雄(以下吉川)9月1日発売になったアイラッシュライナーの評判がいいですね。 赤松芳昇(以下赤松)僕もSNSでみなさんの声を聞いています。 吉川いろんなアイライナーを作ってきた研究者として、今回の作品はどう思いました? 赤松今までは、はっきりと濃く色が出るという要望に応じて作ってきましたが、吉川さんからいただいた、薄付きで、透明感があってまつ毛と一体化するというアイデアってなかったなあというのが最初の印象でした。 吉川隠れライン』という考えは、今までもあったと思うんですよね。 赤松黒いラインはキツく見えるというニーズに今まで作ってきたのは、馴染ませるために黒よりも淡いブラウンとか…。それに対してアイラッシュライナーは、黒だけどそれがかすれて付くことにこだわったので、重ねて濃さを調節するというのは、使う人にとって勝手が良かったのかなって感じます。 吉川僕が仕事で“隠れライン”を引くときは、しっかり濃くつく“まつ毛と同じ黒”のアイライナーで触るか触らないかという絶妙なタッチでラインをかすれつくように発色させ仕上げるんですけど、素人さんには絶対できないことなんで、誰でもできるようにと、今回はこの“処方アイデア”を考えて赤松さんにお願いしたんです。 一本の口紅から始まったUNMIX(アンミックス )の第二弾目のプロダクトとして…。 吉川二つめはジェルライナーって随分前から思っていました。なぜかというと、昔からジェルライナーは厚化粧感が出やすいマットなものしかないことにすごく不満があって、ずっと艶の出るジェルライナーを作ろうって頑張っていて…。 赤松ジェルライナーって、普通に作るとマットになるものですからね。 吉川だからパールやラメを入れて艶の工夫をしたんですけど、そうなると色が不自然になったり、芯が硬く滑らなくなってジェルのよさが消えちゃう。ずっと悩んでいた時に、赤松さんの作った試作に出会って…。あれは5、6年前でしたっけ? 赤松そうですね。 吉川その艶々しい仕上がりを見た時、「この処方、僕のために作ったの?」って思ったくらい(笑)。あの時はいろんな事情で世に出せなかったんですけど、その艶はずっと忘れられなかった。だからこのブランドで、できるだけ早くこれを女性たちに使って欲しかったんです。こんな経緯もあって、口紅の後は絶対これだ!って…。 赤松艶という点では、艶ワックスをさらに入れることが出来たので、もっと上がっているんですよ。 吉川それも嬉しいけど、僕の“見えないアイライン”という狙いに、赤松さんから世界最細の1.3ミリという芯を提案していただいたのも衝撃でした。 赤松今の最細が1.5ミリで、1.3ミリはたった0.2ミリ差なんですけど、別次元の仕上がりですよね。 吉川最初の一年くらい、ずっと1.3ミリ芯の開発を一緒にしてましたけど、繊細な線がすごく綺麗で大好きでした。 でも1.3は芯がデリケートだから折れにくい工夫をいっぱいして…。でも、僕でさえ時々折っちゃうから、これは一般的に難しいかもって思い1.5ミリにしたのですが、将来的には大きな可能性があるって確信しました。 赤松今回は出せませんでしたが、あの折れない工夫は1.5ミリでも役立ったと思います。 吉川最近は、やたらに芯が柔らかくて「とろけるような感触」が主流だったと思うのですが。その柔らかさは僕にとって、折れるというよりグニャって変形する感じで別な意味でデリケートで難しかった。 赤松それもそうですけど、今回、吉川さんがこだわった芯が戻せるようなペンには、どちらにしてももっと硬さが必要でした。 吉川でもただ硬いとまぶたの皮膚ってよれやすいから描きにくくなっちゃう。思いっきり滑らせないとね。 赤松そうなんです。滑らすためにワックスを減らす。そして硬さを出していたワックスの代わりに滑りの良いものと艶のある半固形ものをセレクトして加えています。例えば被膜剤の揮発オイルを多く合わせ滑らせる。それが芯のしなりの強度をあげてくれたり、滲まないというところにもつながりました。 吉川いろんなこだわりを話し合いながら、パズルのように素材を組み合わせ…。出来上がるまでにたくさんの試作を作り続けましたもんね。でも、これを作ったからこそ生まれてきた新しいアイデアが、次のシーズンの新製品になろうとしています。 赤松その処方ベースも関わらせてもらいましたが、アイラッシュライナーとたくさんの共通点を残しつつ作ってみました。 吉川アイラッシュライナーを作って出して感じることは、作り手のこだわりは持ちたいし伝えたいのですが、使う側には、ただ「使いやすいね。」っていうシンプルな感想が残ったらいいのかなってつくづく思います。今製作中の新色も処方的にチャレンジングですが、こだわっていきたいですね。...

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